のまネコ問題解決?

この問題について知らない人は……いないよね?まあ知らなくても適当に「のまネコ問題」でググればいくらでも調べられると思います。
んで、問題の当事者、avexが何やら発表したようです。

■いわゆる「のまネコ」問題についての当グループの考え方

この度、私たちが販売しております「のまネコ」に関して、これまで皆様に混乱を招いたことを反省しつつ、「のまネコ」にかかわって今まで私たちがしてきたことをすべて見直しました。


結論から言いますと、現在CDに特典としてつけているマイアヒ・フラッシュを今後はもうつけないことにしようと思います。また、「のまネコ」の図形商標の登録出願を有限会社ゼンに中止してもらおうと思います。こうすれば、多くの方々が共有財産として楽しんでいる「モナー」等について、私たちが何らかの権利を持っているかのような誤解を完全に払拭できると考えたからです。


私たちは、昨年10月に、「恋のマイアヒ」の楽曲を使ってアスキーアート文化の影響を受けた映像と共に音楽を楽しむ面白いフラッシュを見つけました。そのフラッシュは、使用許諾なく楽曲を使用していましたが、「これは非常に面白いので、是非皆さんにも楽しんでもらおう」と思い、作者の方に私たち用に改めてフラッシュを作ってもらい、もちろん作家の許諾を取った上で、CDの特典映像としました。それがマイアヒ・フラッシュの始まりだったことは皆様ご存知のとおりです。


しかし、その後CDの売れ行きが予想もしないぐらい伸びたことを背景に、私たちはビジネスとして、ぬいぐるみ等の「のまネコグッズ」をオリジナル商品として出すことにしました。その商品は、マイアヒ・フラッシュのイメージを残しつつ新たなオリジナリティを加えて別のキャラクターとして描き下ろされたものであり、もちろん「モナー」とは異なるものとして作っていただいたものですが、皆様には、「のまネコ」は上記のような経緯で誕生したマイアヒ・フラッシュと同様のものであると受け取られ、「のまネコ」によって「モナー」等のアスキーアートの自由な使用が制限されるのではないかといった様々なご不満・お叱りをいただきました。


私たちは、「のまネコ」は「モナー」とはまったく別物であり問題ないと考えていたからこそ、海賊版に対抗すること等を考えてごく普通に商標登録出願をしてもらったのですが、皆さんの気持ちの中では、「同じようなもの」というように捉えられたのだと思います。正直なところ、私たちは、別物ではあるものの、上記のとおりアスキーアート文化をバック・グラウンドとしてもつマイアヒ・フラッシュの知名度が「のまネコ」グッズ販売の一助になると考えておりました。


しかし、このことが原因で今回の混乱を招いた以上、直ちにマイアヒ・フラッシュの提供を中止し、「のまネコ」の図形商標の登録出願も取り下げることで、皆さんに安心していただこうと決心した次第です。


と、発表しようと思っていた矢先、本日未明、2ちゃんねるにエイベックス社員に対する殺人予告が載せられました。「のまネコ」問題が取りざたされるようになってから、今までも、一部の心ない方から嫌がらせまがいのことが私たち及び関係者に対して行われてきましたが、善意のファンや一般消費者の方々の声を真摯にうかがおうと思い、特段の措置はとりませんでした。しかし、今回のものは明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではないので、警察に被害届けを出すことにしました。


この事件に接して、正直言って、冒頭からの発表文を出すことにややためらいを感じましたが皆様を信じて当初の予定通り発表させていただきます。


エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 2005年9月30日


どうやら殺人予告をした馬鹿野郎がいたらしいです。自作自演だったら面白いけど、穿って考えてもどうせ本当のところはわからないので無駄ですね。本当だったらそのうち逮捕されるでしょうし。自演だったら……ひろゆきが率先して警察にIP晒して社員逮捕、なんてことになったりしてw。
ところで、この発表では何にも解決してませんよね。こんな蛇足まで付けてるし。

と、発表しようと思っていた矢先、本日未明、2ちゃんねるにエイベックス社員に対する殺人予告が載せられました。「のまネコ」問題が取りざたされるようになってから、今までも、一部の心ない方から嫌がらせまがいのことが私たち及び関係者に対して行われてきましたが、善意のファンや一般消費者の方々の声を真摯にうかがおうと思い、特段の措置はとりませんでした。しかし、今回のものは明らかに不法かつ著しく反社会的であって到底見過ごすことができるものではないので、警察に被害届けを出すことにしました。


この事件に接して、正直言って、冒頭からの発表文を出すことにややためらいを感じましたが皆様を信じて当初の予定通り発表させていただきます。

ただでさえ文章全体から「こっちは何にも悪くないけどさ、どうにもうるさくて敵わないからお前らの望むようにしてやったよ。これで満足かい?」的なオーラがにじみ出ているというのに、何でわざわざ最後に火に油を注ぐような、いや、ガソリンぶちまけるようなことを書くんだか……。まあ、せっかくのビジネスチャンスを、ねらーたちの理不尽な要求*1でみすみす棒に振らなくてはならなくなって頭にきてるのはわかりますけどね。でも今回の場合、自分が引いて事を解決しようと思うなら、「誠心誠意謝ってるんだな。それならもういいよ」と相手に感じさせなきゃいけないわけでしょ?だったら、内心は頭にきていても、表面上は取り繕って嘘をつかなきゃいけないわけですよ。avexは、そこら辺の対応を間違えたと思うんですよね。

さてさて、燃料は十分に補給されましたが、今後どういう展開になるのか注目ですな。

*1:誰も商標登録してないんだから、道義的にはともかく、法的・経済活動的には何ら問題ない行為だったはず